ベトナムでヤモリの新種を発見
2人の動物学者が、ベトナム北部ニンビン(Ninh Bình)省のクックフオン(Cúc Phương)国立公園で、これまで科学的に知られていなかったキルトダクティルス属のヤモリを発見した。
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ベトナム熱帯生物学研究所の専門家ゴー・ヴァン・チー(Ngô Văn Trí)氏と、米カンザス大学自然史博物館に勤務するチャン・キン・オン(Chan Kin Onn)氏が、クックフオン国立公園の森でこのヤモリを見つけた。

クックフオンに生息するキルトダクティルス属のヤモリ。 (写真:Ngô Văn Trí)
Cyrtodactylus cucphuongensis(キルトダクティルス・ククフォンゲンシス)は、このクックフオンのキルトダクティルス属のヤモリの学名で、頭部に黄色く縁取られた黒い斑点があり、背中には不規則な幅の広い濃い黒色の帯が5本または6本、両脇腹には黄色の縁取りと黒い斑点がある。前脚と後脚の間にも黒い斑点が見られる。平均体長は約96mmだという。
2人の研究者によると、このヤモリはクックフオン国立公園の固有種で、野生での個体数はかなり少ないとみられる。石灰岩の山の洞窟での生活に適応している。
この発見は、動物分類学の学術誌 Zootaxaの12月9日号に発表された。
ゴー・ヴァン・チー氏がベトナムで新種の爬虫類を発見したのは今回が初めてではない。昨年、同氏は米国の科学者とともに、旧バリア・ブンタウ(Bà Rịa - Vũng Tàu)省(現ホーチミン市)のレストランでメニューを読んだことをきっかけに、単為生殖するチョウトカゲの一種レイオレピス・ンゴヴァントリイ(Leiolepis ngovantrii)を発見している。このトカゲの特徴は、雄がいなくても無性生殖で繁殖できることだ。なお、ベトナムでは保護対象の野生動物を捕獲、売買、食用にすることは違法である。
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