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懐かしの写真で振り返る、昔のベトナムの中秋節

中秋節(Tết Trung Thu)がいつ始まったのか、誰がいつ中国からベトナムに伝えたのかについて、正確に記した史料は存在しない。 分かっているのは、中秋節がはるか昔からベトナムに存在し、時代の浮き沈みの中で絶えず姿を変えてきたということだけだ。

子どもたちにとって中秋節といえば、まず何よりも名物の菓子だった。中心となるのはもち米の皮で作るバインゼオ(bánh dẻo)と焼き菓子のバインヌオン(bánh nướng)の2種類の月餅で、首都ハノイ(Hà Nội)旧市街のハンドゥオン(Hàng Đường)通り(ベトナム人の店)とハンブオム(Hàng Buồm)通り(華人の店)に店が集中していた。子どもたちを夢中にさせたのは、店先で職人が型を台に打ちつけて菓子を作る様子を眺めることだった。緩急をつけて響くにぎやかな音は、通りの風物詩だった。

昔の中秋節の写真を振り返りながら、この伝統行事のかつての趣が年月とともに少しずつ薄れてきた様子を見てみよう。


20世紀初頭の中秋節用品店。

菓子の次はおもちゃだ。その代表が、中秋の夜に月の出を待つ間にともしたり、灯籠行列で通りを練り歩いたりする灯籠である。店には竹ひごにセロファンを張った動物の形の灯籠が並び、最も多いのはウサギと魚だった。

このほか、色紙を折って作る提灯もあった。中でも凝った作りで最も人気を集めたのが走馬灯「デンケオクアン(đèn kéo quân)」で、ろうそくの熱が生む気流が灯籠の軸の周りの輪を回し、回転する影絵で数々の昔話を映し出す。こうした灯籠はハンマー(Hàng Mã)通りに多く集まっていたが、ハンガイ(Hàng Gai)通りでも売られていた…


昔の中秋節に胸を躍らせる子どもたち。


おもちゃの露店のそばに集まる子どもたち。


提灯や鯉の灯籠、走馬灯は、いつも子どもたちの憧れの的だった。


カニの形をした灯籠は、中秋節の1カ月も前から子どもたちが待ち焦がれる品だった。


昔の市場に並んだ色とりどりのおもちゃ。


昔の中秋節の獅子舞。


今では過去のものとなった昔の食料品店。


さまざまな果物が並ぶ昔の中秋節のお供え膳。


中秋節のごちそうを囲んで勢ぞろいした大家族(20世紀初頭)。


星形の灯籠「デン・オンサオ(đèn ông sao)」を手に喜ぶ子どもたち(1989年)。


1990年代の首都ハノイ(Hà Nội)。道端の茶屋のそばで、回り灯籠売りの女性が少女に「売り込み」をしている。


1987年、ハノイの中秋節の市場。


サイゴン(Sài Gòn、現ホーチミン市)で有名だったドンフンヴィエン(Đông Hưng Viên)の月餅。1975年以前の撮影。


民族の伝統と結びついた昔の中秋節のおもちゃ(20世紀初頭)。


弟妹の灯籠を直してあげる兄。1980年代以前に子ども時代を過ごした人には忘れられない光景だ。


昔の中秋節のサイゴン(1990年代)。

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この記事はベトナム語から翻訳されました。 原文を読む
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