ベトナムに新たなユネスコ世界ジオパーク誕生
ベトナム北部のランソン(Lạng Sơn)ジオパークが、ユネスコ世界ジオパーク評議会の審査と採決を経て、ユネスコ世界ジオパークに認定された。
9月8日午後、ベトナム北部カオバン(Cao Bằng)省で開催された第8回ユネスコ世界ジオパークネットワーク・アジア太平洋地域国際会議の枠組みの中で、ユネスコ世界ジオパーク評議会はランソン・ジオパークをユネスコ世界ジオパークとして認定することを決議した。

第8回ユネスコ世界ジオパークネットワーク・アジア太平洋地域国際会議の枠組みで行われた世界ジオパーク評議会の会合に出席したランソン省の代表団。(写真: ランソン新聞)
ランソン世界ジオパークは2021年に設立され、旧バクソン(Bắc Sơn)県、旧チーラン(Chi Lãng)県、旧フールン(Hữu Lũng)県、旧ロックビン(Lộc Bình)県、旧ヴァンクアン(Văn Quan)県と旧ランソン市にまたがる。総面積は4,842km²、人口は約62万7,000人で、省全体の面積の約58%、人口の約78%に相当する。
ジオパークには4つの観光ルートに38の見どころがある。ルート1「山岳の世界を探る」、ルート2「天界への旅」、ルート3「俗世の素朴な暮らし」、ルート4「竜宮への道」である。
ランソン・ジオパークは、2025年にチリでユネスコ世界ジオパークの認定証を受け取る予定とされていた。

ランソン・ジオパークの区域内で専門家が発見した化石の一部。(写真:ランソン新聞)
ランソン省文化・スポーツ・観光局のルー・バー・マック(Lưu Bá Mạc)副局長は、今回の認定により、同省は地質遺産、文化・歴史・考古遺産、生物多様性、そして特色ある景勝地の管理、保全、価値の発揮に向けて資源を集中させる新たな原動力と機会を得ることになると評価した。
これに先立ち、長年にわたる研究、調査、現地踏査の結果に基づき、国内外の科学者らは、ランソン省には世界ジオパークを目指してジオパークを構築・発展させるのに十分な、世界的意義を持つ価値が備わっていると確認していた。
2023年11月30日、ランソン省人民委員会はベトナム・ユネスコ国内委員会(外務省)と連携し、ランソン・ジオパークをユネスコ世界ジオパークとする推薦書類をまとめ、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に提出した。
今回の認定により、ランソン・ジオパークはベトナムで4番目のユネスコ世界ジオパークとなった。これまでに、旧ハザン(Hà Giang)省(現トゥエンクアン省)のドンヴァン(Đồng Văn)カルスト高原世界ジオパーク、ノンヌオック・カオバン(Non nước Cao Bằng)世界ジオパーク、旧ダクノン(Đắk Nông)省(現ラムドン省)のダクノン世界ジオパークが認定されている。

