ベトナムでアシナシイモリの新種を発見
日本とロシアの研究者が、ベトナム中部高原のタイグエン(Tây Nguyên)地方でアシナシイモリの新種を発見し、日本の学術誌「Current Herpetology」第31巻(2012年)で発表した。
これは、北部で記録されていた別のアシナシイモリに続き、ベトナムで記録された2種目のアシナシイモリとなる。

アシナシイモリの一種イクチオフィス・グエンオルム(Ichthyophis nguyenorum) (写真:Nguyễn Quảng Trường)
新種の学名はIchthyophis nguyenorum Nishikawa, Matsui & Orlov 2012。ベトナムの爬虫両生類研究者2人、ハノイにある生態・生物資源研究所(Viện Sinh thái và Tài nguyên sinh vật)のグエン・クアン・チュオン(Nguyễn Quảng Trường)氏と、ベトナム国立自然博物館(Bảo tàng Thiên nhiên Việt Nam)のグエン・ティエン・タオ(Nguyễn Thiên Tạo)氏にちなんで命名された。両氏はベトナムで数多くの新種の発見に貢献してきた。
研究者らは2006年、ベトナム中部高原での野外調査でこの新種を発見した。新種は、他のしま模様を持つアシナシイモリと比べて体節の総数が少なく、体側の黄色いしまが途切れずに続き、胴体がより太くがっしりしている点で区別される。
ベトナム科学技術アカデミー傘下の生態・生物資源研究所のグエン・クアン・チュオン博士によると、アシナシイモリ類は全般にかなり珍しい。落ち葉の下や土の穴に潜って暮らすため、目にする機会は少ない。アシナシイモリは、この珍しい両生類を野生で保護するため、ベトナムのレッドデータブックに掲載されている。
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