ベトナムでククリヘビの新種を発見
フランス、ベトナム、中国、ドイツの研究者らが、中国、ベトナム、ラオスで採集された標本をもとに、科学的に未知のククリヘビ属の新種を発見し、学術誌「Zootaxa」第3498号(2012年9月)で発表した。
ベトナム科学技術アカデミー傘下の生態学・生物資源研究所(Viện Sinh thái và Tài nguyên sinh vật)のグエン・クアン・チュオン(Nguyễn Quảng Trường)博士が10月4日に明らかにした。
新種の学名はOligodon nagao David, Nguyen, Nguyen, Jiang, Chen, Teynié & Ziegler, 2012。アジア太平洋地域の途上国における生物多様性の研究と保全を支援してきた日本の長尾自然環境財団にちなんで命名された。
研究者らは、中国南部、ベトナム北東部、ラオス中部での野外調査の際にこの新種を発見した。

新種のククリヘビ、オリゴドン・ナガオ(Oligodon nagao)
原記載によると、オリゴドン・ナガオの頭胴長は561〜680mm、尾長は92〜107mm。胴中央部の背面の鱗列数は15または17、雄の半陰茎は二叉しないが先端に2つの小さな分枝がある。上唇板は7〜8枚、腹板は184〜193枚で、肛板は分割しない。体の上面は淡い灰色で、中央が黄褐色をした蝶形の暗色斑があり、背部に27〜37個、尾部に5〜8個並ぶ。腹面はクリーム色で、多数の小さな黒点がある。
「オリゴドン・ナガオは標高170〜470mの石灰岩山地の環境と密接に結びついて生息している。現在知られている分布域は、ベトナム北部のランソン(Lạng Sơn)省とカオバン(Cao Bằng)省、中国の広西、ラオスのカムムアン県である。ベトナムで記録されたククリヘビ属としては20種目、中国では14種目、ラオスでは13種目となる」とチュオン博士は述べた。
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