フォンニャ・ケバンで新たに22の洞窟を発見
「洞窟の王国」と呼ばれるフォンニャ・ケバンで新たに22の洞窟が発見された。これまでに見つかっている400の洞窟に劣らず、きらめくような美しさだと評価されている。
ベトナム中部のフォンニャ・ケバン(Phong Nha-Kẻ Bàng)国立公園の管理委員会(旧クアンビン〈Quảng Bình〉省、現クアンチ〈Quảng Trị〉省)は4月14日、クアンビンの「洞窟の王国」で洞窟探検家らが新たに22の洞窟を発見したと発表した。

2024年3月にクアンビンの「洞窟の王国」に加わった新しい洞窟の一つ(写真:探検隊提供)
新たな洞窟は主にフォンニャ・ケバン国立公園内と、旧ミンホア(Minh Hóa)県、旧トゥエンホア(Tuyên Hóa)県の地域に集中している。
調査された洞窟の長さは30~572mで、このうち最も長い4つはバー洞窟(Va、516m)、12/2ドライ洞窟(12/2 Dry、404m)、ブックフン洞窟(Vuc Hung、430m)、オンダウ洞窟(Ong Dau、572m)である。洞口の標高は46~550m、深さは32~154mだった。
今回の調査では、フォンニャ・ケバン国立公園の核心地域で7つの洞窟(総延長1,415m)、緩衝地域で7つの洞窟(総延長1,027m)、周辺のラムホア(Lâm Hóa)村(旧トゥエンホア県)で11の洞窟(総延長1,108m)が調査された。

新たに見つかった洞窟の多くはきらめくような美しさだ(写真:探検隊提供)
調査隊の探検家の一人は、新たに発見された洞窟の多くが幻想的な美しさを持っていると話す。それぞれの洞窟が独自の特徴を持ち、フォンニャ・ケバン国立公園の各地域の地質・地形、水文の際立った価値を示しているという。
フォンニャ・ケバン国立公園管理委員会のファム・ホン・タイ(Phạm Hồng Thái)委員長は、今回発見された洞窟はまだ到達調査の段階にとどまっており、位置の特定と概略の記述を行ったにすぎないと述べた。
そのため、価値をより明らかにするための詳細な調査・研究が必要であり、それを通じてこれらの景観や洞窟の保全と持続可能な活用について正確な判断を下したいとしている。
クアンビンは400以上の洞窟が探検されていることから「洞窟の王国」と呼ばれている。その中には、世界最大の洞窟である ソンドン洞窟(Sơn Đoòng) や、世界で3番目に大きいエン洞窟(Én)がある。

