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2025年から8年連続、旧正月(テト)に「30日」がないのはなぜか

2025年以降、ベトナムでは8年連続で「テトの30日」(旧暦12月30日)がない旧正月を迎える。年越しの瞬間は旧暦12月29日の夜に訪れることになる。なぜこのような珍しい現象が起きるのだろうか。

万年暦を見ると、興味深い現象に気付く。それは、2025年の乙巳(Ất Tỵ)の旧正月(テト)に30日がなかっただけでなく、その後の7年間も旧暦12月(tháng Chạp)が29日しかないということだ。言い換えれば、乙巳の年から8年連続で、「テトの30日」はやって来ない。


2025年は旧暦12月30日がない。(写真:Lịch Vạn Niên)

旧暦12月が29日の年と30日の年があるのはなぜか

ベトナムの国家暦委員会(Ban Lịch Nhà nước、後にベトナム科学技術アカデミー〈Viện Hàn lâm Khoa học và Công nghệ Việt Nam〉情報資料センター暦研究室)の元職員で、著書『Lịch Việt Nam thế kỷ XX-XXI』(20〜21世紀のベトナム暦)があるチャン・ティエン・ビン(Trần Tiến Bình)修士は次のように分析する。旧暦の1日は、地球・月・太陽が一直線に並び、月が暗い半面を地球に向ける日である。

昔の人々はこれを「月のない日」、すなわち朔日(ngày sóc)と呼んだ。朔(地球・月・太陽が一直線に並ぶ瞬間)がどの日に当たるか(その日の0時から24時までのどの時刻でも)によって、その日が旧暦の1日となる。

旧暦の1か月とは、二つの朔の間隔のことである。旧暦の1か月の長さは29.27日から29.84日の範囲で変動し、平均は29.53日である。暦の作成者はこれを29日(小の月)と30日(大の月)に丸めている。このため、旧暦12月30日がない年が生じる。

「テトの30日」がある年、ない年が数年続くことは珍しくない。例えば、2014年から2021年までの8年間は、旧正月の前に必ず30日があった。その後、2022年(壬寅)は前の旧暦12月が小の月となり、2023年(癸卯)と2024年(甲辰)は再び大の月だった。そしてこれから、旧暦の年が12月29日で終わる年が8年続く。

ビン氏は、朔が旧正月に与える影響の例を挙げる。1968年、ベトナムは中国より1日早く旧正月を迎えた。ベトナムの暦はGMT+7の時間帯を基準とし、中国はGMT+8を用いているためだ。

1967年12月31日は、ベトナムの暦でも中国の暦でも旧暦12月1日に当たったが、朔はベトナム時間の1968年1月29日23時29分に訪れたため、ベトナムの暦では旧暦12月が29日しかない小の月となった。北京時間ではこの瞬間は1月30日0時29分で、旧暦12月30日に当たる。そのため、1968年の戊申(Mậu Thân)の旧正月1日は、ベトナムでは中国より1日早く訪れた。


1968年、ベトナムは旧暦12月29日の翌日に新年を迎えたが、中国には「テトの30日」があった。

2025年から2032年まで「テトの30日」がないのはなぜか

万年暦によると、甲辰(Giáp Thìn)の年は旧暦12月29日、すなわち2025年1月28日に終わる。乙巳の旧正月の年越しの瞬間は、甲辰の旧暦12月29日の最後の1秒が過ぎたときに訪れる。テトの1日は新暦の1月29日である。

乙巳は、旧暦12月が29日しかない旧暦の年が2032年まで8年連続する、その始まりの年である。2033年の癸丑(Quý Sửu)の旧正月になって、ようやく「テトの30日」が再び巡ってくる。長年にわたって30日がないことから、この現象に何らかの法則があるのか疑問に思う人も多い。

前述のとおり、ある年の旧暦12月が29日か30日かは、暦の作成者が主観的に決めるのではなく、朔の時刻の決定に基づいている。ビン氏によると、旧暦12月30日がない年の出現には一定の法則はない。天体や月の運動に基づく暦の計算は非常に複雑だからだ。月は太陽や地球、その他多くの惑星の引力による摂動を受けるため、大の月・小の月を左右する朔の時刻も一定の周期を持たずに変動する。


2025年から8年連続で、旧正月に「テトの30日」はない。

したがって、なぜ2025年から8年連続で旧正月に30日がないのかという問いには、「その年々の旧暦12月を締めくくる朔が29日に当たるから」としか答えられない。なぜ朔がこれほど何年も続けて29日に当たるのかは、暦の作成者にも説明できないという。

天文台が数十秒計算を誤るだけで、小の月が大の月になったり、その逆になったりすることもある。中国の紫金山天文台でさえ、2002年に発表した暦の刊行物で誤りを犯した。2057年9月28日の朔は23時59分、2089年9月4日の朔は23時57分、2097年8月7日の朔は23時59分だが、天文学者が数十秒計算を誤ったため朔が翌日にずれ込み、月の長さが変わってしまったのだ。

ビン氏によれば、月に基づく暦はこのように予測が難しいため、旧暦12月が30日まである年の法則を統計的にまとめることは不可能だという。各年の暦は、その時々の正確な計算に左右される。例えば、2033年から2037年までは旧暦12月が大の月、2038年から2040年までは小の月で、2041年には再び大の月となる。

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