ベトナム・クアンニン省で2例目の銅鼓を発見
このほど、ベトナム北東部クアンニン(Quảng Ninh)省の旧ハロン(Hạ Long)市トンニャット(Thống Nhất)社ルオンキー(Lưỡng Kỳ)村に住むグエン・ティ・フエ(Nguyễn Thị Huệ)さんの家族が、整地と護岸工事の最中に、地表から1m以上の深さに埋まっていた銅鼓を発見した。

旧ハロン市トンニャット社ルオンキー村で出土した銅鼓。クアンニン省で発見された2例目の銅鼓となる。
銅鼓が見つかったのは、フエさん宅の庭を流れる小川の左岸の表土の下で、国家名勝遺跡であるマン山(Núi Mằn)から東へ約400mの地点。
銅鼓は高さ42cm、鼓面の直径69.5cm、脚部の直径66cm。出土時、銅鼓は鼓面を上にした状態で黒灰色の土層の中にあり、周囲や内部にほかの遺物はなかった。鼓面は完全な形で残っており、6体のカエル像が配されている。うち3体は単体のカエル、3体は交尾するカエルの像である。胴部は破損しており、約3分の2が残存している。

鼓面は完全な形で残り、6体のカエル像のうち3体は交尾するカエルをかたどっている。

胴部は約3分の2が残存している。
出土後、フエさんの家族はトンニャット社当局とクアンニン博物館に報告した。研究と専門家への意見聴取に基づき、クアンニン博物館は、ルオンキーで発見された銅鼓をヘーゲル分類の第II類 (H2)銅鼓で、年代はおよそ14~15世紀と暫定的に判断した。この種の銅鼓は主に儀礼に用いられ、ホアビン(Hòa Bình、現フート省)のムオン族の銅鼓と多くの共通点を持つ。

銅鼓の出土地点。フエさん宅の庭を流れる小川の左岸で、国家名勝遺跡マン山から東へ約400mの場所にある。
現時点で、これはクアンニン省で発見された2例目の銅鼓となる。1例目は1981年に旧ハイハー(Hải Hà)県で発見され、国宝に認定されているクアンチン(Quảng Chính)銅鼓である。
銅鼓は現在、規定に従ってクアンニン博物館で保管されており、応急的な保存処理が行われるとともに、今後の研究や価値の評価、活用の方向性が検討されている。
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