ベトナム・ラオカイ省で希少なツガの群落を発見
9月20日午前、ベトナム北部ラオカイ(Lào Cai)省のバットサット(Bát Xát)自然保護区管理委員会のゴー・キエン・チュン(Ngô Kiên Trung)委員長は、同保護区の第62小班で希少なツガ(thiết sam)の群落を発見したと明らかにした。
同保護区管理委員会は、侵害リスクの高い絶滅危惧種・希少種を保全対象として提案するための調査を兼ねた森林巡視の中で、旧バットサット県の旧デンサン(Dền Sáng)社にある第62小班で希少なツガの群落を発見した。このツガはラオカイ省と北部の一部の省にのみ分布し、個体数は非常に少ない。

バットサット自然保護区第62小班の標高1,800~2,000mに生育する、100本以上からなるツガの群落。
ツガの群落は約150haの範囲に集中して分布し、直径0.8~1m以上の木が100本以上あるほか、多数の若木や更新木が見られる。分布する標高は海抜1,800mから2,000mである。ツガはベトナムに自生する33種の針葉樹の一つで、国内外で絶滅のおそれのある種のリストに掲載されている。
ラオカイ省では、ツガはこれまでホアンリエン(Hoàng Liên)国立公園で散在する個体や若木が確認されているのみだった。一方、バットサット自然保護区の群落は大木が集中し、手つかずの状態で残っており、科学研究や希少な遺伝資源の保全・育成において価値が高い。チュン氏は、管理委員会が今後、同地で「希少遺伝資源の保全・育成とツガの生物多様性保護」プロジェクトの実施を提案する予定だと付け加えた。
バットサット自然保護区は、国内外の科学者から生物多様性の価値が高い地域の一つと評価されており、多くの希少な動植物が生息している。これまでに高等維管束植物940種以上と陸生脊椎動物157種が確認されており、このうちベトナム・レッドデータブック掲載の植物が38種、IUCNレッドリスト掲載種が5種、新種の植物が1種、ベトナム・レッドデータブック掲載の動物が22種、IUCNレッドリスト掲載の動物が13種、政令32/2006/NĐ-CPの対象種が20種、固有の動物が6種含まれる。
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