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ベトナムでよく見られる危険な毒ヘビ、「生きた地雷」と呼ばれるマレーマムシ

人間を見ても逃げようとせず、この毒ヘビはじっとその場にとどまり、近づいた者やうっかり踏みつけた者に対していつでもかみつけるよう身構えている。

マレーマムシ――見分けやすい特徴をもつ毒ヘビ

マレーマムシ(学名Calloselasma rhodostoma)は、ベトナム語で「チャム・クアップ(chàm quạp)」と呼ばれ、ほかにも「ラン・ルック・ヌア(rắn lục nưa)」「ラン・カー・テン(rắn cà tênh)」「ラン・ルック・マレーシア(rắn lục Malaysia)」などの別名をもつ、クサリヘビ科の毒ヘビである。

成体の体長は通常70~90cmで、まれに1mに達することもあり、一般に雌は雄より大きい。頭部と首ははっきり区別でき、頭部は大きな三角形をしている。


マレーマムシは、体に左右対称の三角形の模様が並び、チョウの羽のような形をなしているため、非常に見分けやすい(写真:Nguyễn Chí Lâm)。

このヘビの非常にわかりやすい特徴は、背骨に沿って左右対称に並ぶ茶色の三角形の模様で、チョウの羽のような形をつくっている。体色は灰黄色または茶色のため、枯れ葉の山の中にいると見つけるのは極めて難しい。

マレーマムシは体の模様や色によって容易に識別できるため、野外や住まいの周辺でこのヘビに出くわした際には、自ら衝突を避けたり適切に対処したりすることができる。

マレーマムシは東南アジアに広く分布しており、ベトナム、タイ、マレーシア、カンボジア、インドネシアの一部などに生息している。


ベトナム南中部ファンティエット(Phan Thiết、旧ビントゥアン〈Bình Thuận〉省、現ラムドン省)の道端に現れたマレーマムシ(写真:SIFASV)。

ベトナム国内では、南中部沿岸(Nam Trung Bộ)、中部高原(Tây Nguyên)、東南部(Đông Nam Bộ)などに分布し、特に旧ビントゥアン省、旧ニントゥアン(Ninh Thuận)省、旧バリア・ブンタウ(Bà Rịa-Vũng Tàu)省(2025年にそれぞれラムドン省、カインホア省、ホーチミン市に統合)、メコンデルタのアンザン(An Giang)省にあるカム山(Núi Cấm)などでよく見られる。

マレーマムシが「生きた地雷」と呼ばれるのはなぜか

マレーマムシは、ゴム、メラレウカ(カユプテ)、ユーカリの植林地や、雑草の生い茂った耕作放棄地、果樹園などでよく見つかる。注目すべきことに、好物であるネズミを追いかけて、人が暮らす地域に現れることもある。


マレーマムシは枯れ葉の山に身を潜めていることが多く、発見するのは非常に難しい(写真:SIFASV)。

マレーマムシはよく枯れ葉の山の下に身を隠している。体色のせいで、落ち葉の多い場所、特に農園では、このヘビの存在に気づくのは非常に難しい。木のうろや岩の下などで見つかることもある。

ほかのヘビは、毒ヘビも含めて人が近づくと逃げようとするのが普通だが、マレーマムシは逃げずに枯れ葉の中でとぐろを巻き、じっと動かない。人がうっかり近づいたり踏みつけたりすると、マレーマムシはかみつき、その後も再びその場で身を縮めてじっとし、次の攻撃に備える。

脅威を感じても逃げずにその場にとどまって身を守るこの習性こそが、マレーマムシの「生きた地雷」というあだ名の由来である。

マレーマムシの毒はどれほど強いのか

マレーマムシの毒には、細胞毒性をもち血液に作用する(出血毒)酵素が含まれており、赤血球や組織を破壊し、激しい痛みと深刻な出血を引き起こす。

ネズミや鳥などの小型の獲物は、マレーマムシにかまれると出血して死に至る。一方、人がかまれると、腫れ、浮腫、水疱、内出血などが生じる。迅速に救急処置を受けなければ、かまれた部位は激痛を伴い壊死する。


病院への到着が遅れると傷が壊死し、医師が関節離断を余儀なくされることもある。

マレーマムシにかまれた人は、直ちに病院へ搬送し、血清による治療を受けさせる必要がある。到着が遅れると傷が壊死し、医師が関節離断や四肢の切断を行わなければならなくなる場合があり、重症の場合は死亡することもある。

YouTubeチャンネル「Sứ giả rừng xanh(緑の森の使者)」を運営するヘビの専門家ファム・ミン・ヒエウ(Phạm Minh Hiếu)氏によると、マレーマムシにかまれた場合、患者に応急処置を施す必要はなく、傷口を切ったり、絞ったり、吸い出したり、民間療法で薬草を貼ったりせず、直ちに病院へ運んで抗毒素血清による治療を受けさせなければならない。

民間療法や毒を体外に吸い出そうとする方法は、かまれた傷を悪化させるだけである。特に、かまれた部位を止血帯で縛ることは絶対に避けるべきで、壊死をさらに深刻にしてしまう。

まとめ

マレーマムシはベトナムで最も危険な毒ヘビの一つである。分布域が広く、生息環境も多様なため、人とマレーマムシが遭遇する可能性は十分にある。

マレーマムシが分布する地域で生活したり働いたりしている場合は、かまれないよう十分に警戒してほしい。メラレウカ林やゴム林など落ち葉の多い場所に入る際には、ゴム長靴や手袋を着用するべきである。


ブンタウ(Vũng Tàu)で見つかったマレーマムシ(写真:Tuệ Đại)。

マレーマムシは体の特徴から容易に見分けられるため、見かけた場合は近づかず、かまれないよう捕まえようとしないこと。家の中にヘビが現れた場合は、消防や専門家に対処を依頼し、不慮の事故を防ぐべきである。

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この記事はベトナム語から翻訳されました。 原文を読む
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