シルクロードで最も多く取引された宝の一つ、龍泉青磁の美しさ
龍泉青磁は、中国浙江省龍泉の名高い工芸品である。龍泉窯は中国で1700年以上の歴史を持ち、宋代に最盛期を迎えた。
龍泉の陶磁器は、中国と西方諸国を結んだ名高い"シルクロード"で最も多く取引された品の一つで、厚くかかった翡翠色の釉薬の、優美で清らかな美しさが愛された。今日でも龍泉の磁器は、中国の伝統陶磁器の美を代表するブランドとみなされている。
龍泉磁器の美しさを理解するには、表面の釉薬に注目する必要がある。本記事では、青磁釉を評価するためのいくつかの基準を紹介する。
第一の基準:色と重さ
青磁の製造では通常、釉薬を何層も重ねがけして厚くするため、釉が厚いほど色が濃くなる。龍泉の釉の厚さはおおむね0.8mm以上で、3~4mmに達するものもあり、一般的な青磁釉の2倍の厚さがあるため、磁器の表面は水のように艶やかに見える。


磁器の重さは、収集家が骨董品の真贋を見分ける手がかりになる。(写真:QQ)
同じ形であれば、釉が厚いほど製品は重くなる。そのため龍泉磁器を選ぶ際、多くの人が手に持ったり量ったりして釉の厚さを確かめる習慣がある。
第二の基準:釉の状態
磁器を選ぶ最も簡単な方法の一つは、外観を見ることだ。釉が薄すぎると素地(内側の部分)の色が透けやすく、釉が十分かつ均一にかかって初めて、表面に水晶のように澄んだ美しい釉の色が十分に現れる。
もちろん、素地を見せる技法(ごく薄く施釉する)など、特殊な技法を用いた作品もある。

「水のように澄んだ」効果を生む龍泉磁器の皿。(写真:QQ)

磁器の釉を拡大した画像。(写真:Internet)
磁器にかける釉には通常一定量の水分が含まれ、焼成後には釉の粒子が釉層の中に浮かぶ泡のように見える。釉が十分に厚ければ、この粒子によって乳白色の効果が生まれる。
最後の基準:文様
龍泉磁器の典型的な特徴は、手描きの文様に加え、釉薬が生み出すごく自然な地模様が周囲に現れることで、泥の中をうごめくミミズのように見えることもある。これは焼成中に重なった釉層が流れることで生じ、釉が非常に厚いことを示しており、眺めると「動きのある感覚」を与える。

龍泉磁器の文様は柔らかく自然なのが特徴だ。(写真:QQ)
厚い釉は龍泉青磁の重要な特徴だが、釉が厚ければ厚いほど良いというわけではない。青磁作品の評価は、釉だけでなく、形、技術、その他多くの要素にも左右される。
さらに、釉が厚すぎると貫入(髪の毛のような細かいひび)が生じやすく、外観を損なう。つまり、美しい磁器作品とは、これらの要素が調和して組み合わさったものである。
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