シルバールトン一家にオレンジ色の赤ちゃん誕生、サイゴン動植物園で話題に
ここ数日、ホーチミン市のサイゴン動植物園(Thảo Cầm Viên)には、オレンジ色の赤ちゃんが生まれたシルバールトン(voọc bạc)の家族を一目見ようと多くの来園者が訪れており、SNSで大きな話題となっている。

シルバーグレーの毛色の両親とはまったく異なる、オレンジ色の毛をした赤ちゃんが生まれたサイゴン動植物園のルトン一家の写真が、ここ数日SNSで話題を集めている。

ネット上では、シルバーグレーの両親に世話をされるオレンジ色の赤ちゃんの写真が拡散している。すぐ隣にはキホオテナガザル(Nomascus gabriellae)のペアの飼育舎があり、そのうち1頭は赤ちゃんと似た黄色っぽい毛色をしている。
このため多くの来園者やネットユーザーの間では、シルバールトンとキホオテナガザルの「不倫スキャンダル」で、オレンジ色の赤ちゃんは異なる2種の間に生まれた「雑種」ではないかと冗談交じりにささやかれた。

シルバールトン一家の飼育舎の隣には、黄色い毛をしたキホオテナガザルが暮らしている。毛色が同じというだけで、ネット上では「第三者」とされ、オレンジ色の赤ちゃんと血縁関係があるのではと疑われた。
キホオテナガザルは成体になると、オスは黒い毛、メスは黄色っぽい毛になる。
動植物園のルトン一家の写真と話がSNSで広まると、多くの人々がこの話の「主役」たちを直接見ようとサイゴン動植物園に押し寄せた。
旧フーニュアン(Phú Nhuận)区から訪れたティエン・アン(Thiên Ân)さんは、ここ数日ルトン一家の写真とちょっと面白い話を目にし、今日は友人を誘って見に来たと話した。
「ルトン一家の恋愛話の真相はよくわからないけれど、実際に来てみたら赤ちゃんはとてもかわいく、きれいなオレンジ色の毛をしていて、家族みんなが寄り添ってとても幸せそうでした」とティエン・アンさんは語った。

オレンジ色の毛をしたシルバールトンの赤ちゃんは、ここ数日サイゴン動植物園で来園者やネットユーザーの注目を集めている。

SNSで話題となったシルバールトン一家を見ようと、多くの来園者がルトンの飼育舎を訪れている。


オレンジ色の赤ちゃんがいるシルバールトン一家をスマートフォンで撮影する来園者。
記者の取材に対し、サイゴン動植物園有限会社の動物部門責任者、マイ・カック・チュン・チュック(Mai Khắc Trung Trực)氏は、オレンジ色の赤ちゃんが異なる2種の雑種だという情報はまったくの誤解だと説明した。
チュック氏によると、シルバールトンの成体はシルバーグレーの毛と真っ黒な皮膚を持つ。しかし生まれたばかりの赤ちゃんはオレンジ色の毛をしており、皮膚も両親より少し明るい色をしている。
「赤ちゃんの毛色は成長とともに変化します。生後約6カ月で毛色が変わり始め、オレンジ色から徐々にシルバーグレーになります。通常は両腕、両脚、頭頂部の毛から始まり、次第に胴体へと広がり、1歳を過ぎると親とまったく同じ毛色になります」とチュック氏は話した。

数日間にわたる「不倫スキャンダル」騒ぎの後も、シルバールトン一家は片時も離れず寄り添っている。父親はしきりに赤ちゃんに寄り添い、世話をしている。

この赤ちゃんは生後1カ月余りで、かなり臆病な性格。来園者とはほとんど接せず、いつも母親にしがみついている。

サイゴン動植物園の動物部門責任者によると、園内には現在、生まれたばかりの2頭を含む30頭のシルバールトンがいる。
これらのルトンは飼育舎で飼育されているが、一部の個体は自由に外へ出て遊び、園内の自然の中で過ごすことができる。

ルトンの飼育舎を担当する飼育員によると、ルトンのエサは主に野菜、果物、木の葉で、1日1回与えている。量は1頭あたり1kgで、1日中食べるのに十分だという。
赤ちゃんの世話は難しくない。ほとんどの時間、母親が赤ちゃんを抱いて授乳しているからだ。母親に十分なエサを与えさえすれば、母親が自分で子育てをする。

シルバールトンの野生での平均寿命は約20~30年とされ、年に1回繁殖する。ベトナムでは主に旧キエンザン(Kiên Giang)省(現在はアンザン省の一部)や、いくつかの国立の森林に分布している。
一部の科学研究によると、赤ちゃんのオレンジ色は天敵からの擬態に役立つという。赤ちゃんを捕食するヤマネコやヒョウなどの動物は、赤やオレンジ色を識別できないためだ。 オレンジ色は親の注意を引き、親が自分の子を見つけやすくなり、世話もしやすくなる。 |
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