ベトナムのブークアン国立公園でカッコウバチの新種を発見
10月2日、ベトナム北中部ハティン(Hà Tĩnh)省にあるブークアン(Vũ Quang)国立公園の幹部によると、ベトナム科学技術アカデミー傘下の生態学・生物資源研究所(Viện Sinh thái và Tài nguyên sinh vật)が同国立公園と共同で調査・研究を進めた結果、新種のハナバチを発表した。

パシテス・ヴークアン(Pasites vuquang Tran, Engel, and L.T.P. Nguyen, 2024):A – 側面図、B – 背面図。(写真:iebr.ac.vn)
このハチは Pasites vuquang Tran, Engel, and L.T.P. Nguyen, 2024(発見地にちなんで命名)と名付けられ、ミツバチ科(Apidae)アモバティニ族(Ammobatini)パシテス属(Pasites)に属する。この種は2023年、ベトナム科学技術アカデミーの研究課題VAST04.07/23-24を実施していた科学者らによって発見された。
パシテス属は、寄生性ハナバチのアモバティニ族(キマダラハナバチ亜科 Nomadinae)の中で最も広く分布する属の一つで、アフリカ南部、マダガスカルからアジア北部、南アジアにかけて見られる。パシテス属の種は、密な点刻に覆われた光沢のある外皮や、腹部第8節の先端縁にある特に深く細い切れ込みなどによって見分けることができる。
今回のパシテス属の種の発見は、アモバティニ族およびパシテス属のベトナムにおける初記録でもある。これは、ベトナムの生物多様性がまだ十分に解明されていないことを示している。
ブークアン国立公園はベトナム有数の生物多様性の中心地として知られ、優先的に保全すべき絶滅危惧種や希少種が数多く生息している。同公園は世界的に優先度の高いエコリージョン(生態域)内にあり、ベトナムおよび世界の生物多様性保全にとって極めて重要な地域とされている。
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