体重100キロ近いアオウミガメ、マレーシアからコンダオへ産卵に
マレーシアの標識を付けた体重100キロ近いアオウミガメが、ベトナム南部沖のコンダオ(Côn Đảo)諸島にあるバイカイン(Hòn Bảy Cạnh)島に上陸し、108個の卵を産んだ.
このアオウミガメはバイカイン島の砂浜に上がり、穴を掘って産卵した。4月22日深夜のことだ。コンダオ(Côn Đảo)国立公園のレンジャーが産卵を見守る中で、マレーシアの追跡用標識が付いているのを発見した。コンダオからマレーシアで最も近い都市クアラ・トレンガヌまでは約550キロ離れている。

アオウミガメに付けられた標識。(写真:コンダオ国立公園)
コンダオ国立公園の職員によると、このアオウミガメは体重90~100キロ、推定年齢は約40歳。標識に記された国名ははっきり残っていたが、その他の記号はかすれており、すべての情報を読み取ることはできなかった。6年前にも、インドネシアの標識を付けた母ガメがコンダオに産卵に訪れている。
昨年、コンダオの砂浜には2700匹を超える母ガメが産卵のため上陸した。
アオウミガメ(ベトナム語の通称は「ヴィック」、Chelonia mydas)は世界に7種いるウミガメの一つで、現在もコンダオに生息し、繁殖している。コンダオ(旧バリア・ブンタウ省の県で、現在はホーチミン市の特別区)は、ベトナムのアオウミガメの90%が産卵する主要な産卵地だ。2018年から2023年までに、ここで14万5000匹以上の子ガメがふ化した。子ガメはコンダオ国立公園によって追跡用の標識を付けられてから海に放流された。

産卵されたばかりのアオウミガメの卵の巣。(写真:コンダオ国立公園)
記録されている7種のウミガメは、アオウミガメ(Chelonia mydas)、アカウミガメ( Caretta caretta)、ヒラタウミガメ(Natator depressus)、タイマイ(Eretmochelys imbricata)、オサガメ(Dermochelys coriacea)、ヒメウミガメ(ベトナム語名「ドゥー」)(Lepidochelys olivacea)、ケンプヒメウミガメ(Lepidochelys kempii)である。7種すべてがワシントン条約(CITES)の附属書Iに掲載されており、ヒラタウミガメを除くすべての種が、移動性野生動物種の保全に関する条約(ボン条約、CMS)の附属書Iと附属書IIの両方に掲載されている。
ベトナムで新種のアオガエルとドワーフフロッグを発見
ベトナム北部で新種の両生類、Zhangixalus thaoaeとVietnamophryne aurantifuscaが発見された。
ベトナム・クアンニン省で新種の淡水ガニを発見
ベトナム北東部クアンニン省の生物多様性調査で、一部の島々にのみ分布する新種の淡水ガニ「Chinapotamon insulare」が見つかった。

